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『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』 『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防』(講談社ブルーバックス 2016/12/13)が発売されました。 欧米生まれの新しい健康法が次々に紹介されていますが、これらの健康法が日本人にも効くとは限りません。日本人と欧米人は内臓のつくりを含めて体質が違うからです。 たとえば、ひどい風邪を引いて食欲がなくても、お粥か雑炊なら食べられるでしょう。こんなときにオリーブ油や肉が欲しくなるとか、糖質制限などと言い出す人はいませんね。 食の欧米化と言われ、この50年でお米の消費量は半分になりました。それに代わって肉類、乳製品の消費が伸びています。しかし、数千年にわたって受け継がれた体は簡単には変わりません。 日本人の胃腸はご飯を消化するようにできていますし、ちょっと余分に脂肪を取ると危険な内臓脂肪がついてしまいます。欧米人とくらべて体温が低く、胃酸やインスリンの分泌量が少なく、アルコールに弱く、腸内環境が良好なのも日本人の特徴です。 どんな食品が健康に良いかは体が知っています。新しいこと、特別なことをする必要はありません。本書に、日本人の体質に合った本当に有効な健康法をまとめました。読み物としても楽しめます。 *オーディオブック版もあります。清水圭吾さんの渋い朗読の試聴はこちらから。自動車通勤のビジネスパーソン、家事、育児に忙しい主婦の皆さん。「聞く読書」オーディオブックでぜひどうぞ。 「本を書く医師」Topへ |
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