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『胃腸を最速で強くする 体内の管から考える日本人の健康』 長寿時代の手引き書、『胃腸を最速で強くする 体内の管から考える日本人の健康』(幻冬舎新書 2019/3/28)刊行されました。 日本人に発生するがんのなかで、もっとも多いのが大腸がんや胃がん、肝臓がんをはじめとする消化管のがんです。ここに、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、さらには便秘、胆石などの病気を合わせると、日本人10人に1人が消化管の病気により継続して治療を受けているとされています。 消化管の病気がこんなにも多いのは、一つには、消化管が生命活動の根本にかかわる高度な機能をになっているからです。それなのに、口からは食べものだけでなく、病原菌や有害物質が次々に侵入してきます。 また、胃腸は体と脳、心を結ぶ巨大なネットワークのなかで働いており、胃腸の健康は全身の健康と固く結びついています。そのため、全身のどこに起きた異変も胃腸の状態に影響をおよぼします。目に見えない心の問題が胃腸を深く傷つけることもあるのです。 しかし、最大の問題は、私たちが消化管のことをまるでわかっていないことでしょう。食べられるうちは心配ないとばかりに暴飲暴食したり、症状が出ても軽く考えて、消化薬だけ飲んでずるずる様子を見てしまったりしがちです。 本書は、最新の医学研究をもとに、消化管のダイナミックな活動と、この活動を乱すさまざまな原因を説明したのち、胃腸の健康を取り戻すために家庭でできる工夫をまとめています。胃腸を強くしたい人も、胃腸には自信のある人も、どうぞ手に取ってご覧ください。 「本を書く医師」Topへ |
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