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『なぜ、健康法は「効かない」のか?』 私にとって初の文庫本『なぜ、健康法は「効かない」のか?』(だいわ文庫 2020/10/10)は、2018年刊行の『日本人の健康法』(大和書房)に大幅に加筆修正したものです。 簡単に実施できて、それでいて確実に効果が見込める健康法はないものか。これは古代から人類共通の夢でした。21世紀のこんにち、世界中で新型コロナウイルス感染症が吹き荒れるなか、テレビや雑誌、新聞、インターネットに健康情報があふれているのもその例です。 ところが、どれも今一つ効かないのです。健康になれるはずの健康法は、なぜ「効かない」のでしょうか。私たちは何を、どう間違えているのでしょうか? 情報化社会において流れる大量の情報は、実際にはかなりの部分が根拠のない「推測」であり、都合のよい「解釈」であり、そこに「宣伝」と悪質な「デマ」が交じっています。 本書は50種類以上の健康法と、健康に良いとされる食品を取り上げて、一人一人が怪しい健康情報を見抜き、自分と大切な人を守るための方法を明確に、具体的にお示ししました。コロナ禍が浮き彫りにした「健康法のウソ」も新たに盛り込んでいます。 「医学知識がなくても健康情報の正しさって判断できるものなの?」 ご心配なく。本書が紹介する「5つの原則」さえ押さえておけば、あとは子どもにもわかる理屈ばかりです。決まった食品を食べないと病気になるほど人間はヤワな生きものでしょうか? ネズミのための健康法は人にも有効でしょうか? その成分をどれだけ取ったら健康になれるのでしょうか? 夢のような効果を持つ食品が薬になっていないのはなぜでしょうか? 本書を読み終えるころには、怪しい健康情報を見るとすぐピンとくるようになるだけでなく、本当の健康はどこにあるのかが、はっきり見えてくるはずです。 「本を書く医師」Topへ |
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